続石(綾織町上綾織)-遠野市指定天然記念物
「遠野物語拾遺」十一
綾織村山口の続石は、この頃学者のいうドルメンというものによく似ている。二つの並んだ六尺ばかりの台石の上に、幅が一間半、長さ五間もある大石が横に乗せられ、その下を鳥居のように人が通り抜けていくことができる。武蔵坊弁慶の作ったものであるという。昔弁慶がこの仕事をするために、いったんこの笠石を持って来て、今の泣石という別の大岩の上に乗せた。そうするとその泣石が、おれは位の高い石であるのに、一生永代他の大石の下になるのは残念だといって、一夜じゅう泣き明かした。弁慶はそんなら他の石を台にしようと、再びその石に足を掛けて持ち運んで、今の石の上に置いた。それゆえに続石の笠石には、弁慶の足形の窪みがある。泣石という名もその時からついた。今でも涙のように雫を垂らして、続石の脇に立っている。
2011.11.18
昭和34年3月10日遠野市指定天然記念物
遠野市綾織町上綾織6地割
遠野物語拾遺第11話に登場する続石。盛岡から来る途中の綾織で散策出来る名所です。
続石の前には弁慶の昼寝場があり、背後には山神社がある。少し離れた左手奥には泣き石がある。この泣き石の奥にも大岩があるが名前はないようだ。続石の全面には不動岩があり、とでかい岩がちょっとした岩壁となっている。この一帯には大岩がここかしこにあり、その昔地震や大雨かなにかで岩肌が現れたように思われる光景がこの山中にはある。続石も微妙なバランスで元々土に埋まっていたものが地表に現れたものだろうか。
YouTube-続石(遠野市指定天然記念物)-2011.11.18
2011.02.24
昭和34年3月10日遠野市指定天然記念物
遠野市綾織町上綾織6地割
盛岡から来る途中の綾織で散策出来る名所です。道路沿いの入り口付近に無料駐車場があります。
まずは鳥居をくぐって登ること500メートルほどでしょうか。続き石、泣き石を観たら、次は不動岩を観ます。そこから来た道とは別ルートで降りましょう。大岩がここかしこにあり、その昔地震や大雨かなにかで岩肌が現れたように思われる光景がこの山中にはあります。
2010.03.15
昭和34年3月10日遠野市指定天然記念物
遠野市綾織町上綾織6地割
盛岡から来る途中の綾織で散策出来る名所です。道路沿いの入り口付近に無料駐車場があります。
まずは鳥居をくぐって登ること500メートルほどでしょうか。続き石、泣き石を観たら、次は不動岩を観ます。そこから来た道とは別ルートで降りましょう。大岩がここかしこにあり、その昔地震や大雨かなにかで岩肌が現れたように思われる光景がこの山中にはあります。