遠野白鳥観察日記2012.02

遠野白鳥観察日記2012.02.29

2012.02.29

遠野市遠野町9、10地割、綾織町新里6地割

昨日の冷え込みに続き今朝も恐ろしく寒い。きりっと冷え込んだ昨晩の三日月を撮ってみた。今日は曇っているせいで午前中は全然気温の上がる気配がない。落合に先客がいたので愛宕橋方面から回ることに。JR鉄橋下流には3羽の家族と思われる白鳥がいたので、ここで食パンを与える。

愛宕橋下には20羽ほどの白鳥が。ここではキャベツを与える。流れのあるところなので、力の弱い白鳥は下流のほうでキャベツが流れてくるのを待って食べていた。かしこい。今キャベツも白菜も高いのでなかなかあげられないのが残念。

遠野白鳥観察日記2012.02.28

2012.02.28

遠野市遠野町9、10地割、綾織町新里6地割

この時期にしてはすごい冷え込みで-18℃と今冬最低気温を記録しました。またすっかり落合の川面は氷に覆われてしまいました。氷の張らない場所はJR鉄橋から下流域、ですが白鳥の数は少なくここでは餌となるものがほとんどなくなったということでしょうか。ここから愛宕橋までの間に流れが速くなる場所があるのですが、一旦愛宕橋方面からやってきたのにまた戻っていく白鳥たちがいました。いつもだと流れに任せて泳いで行くのに、絶対飛ばないと思っている場所だったのですが飛んで愛宕橋に戻っていったようです。曖昧なのは愛宕橋も含めてその先が見えない位置にいるためです。

遠野白鳥観察日記2012.02.27

2012.02.27

遠野市遠野町9、10地割、綾織町新里6地割

わずかに雪がちらついているが時折青空が見える穏やかな一日となりそう。気温も上がり道路の雪も大分なくなった。今日は1羽も幼鳥に会わなかった。落合で小玉の白菜を2つ白鳥に与えた。本当は1玉は愛宕橋下にいる白鳥にあげようと思ったのだが、30羽ほどの白鳥がいたためここで全部与えることにした。それでも、序列があり後方の白鳥はほとんど食べれなかったようだ。

JR鉄橋そばに1羽の白鳥が単独で行動していた。愛宕橋下付近にいるグループに属する一番首の細い白鳥のようだ。飛ぶ体力があまりないためか、のけ者にされてしまっているためなのか、なにか物悲しい思いがこみ上げてくる。

遠野白鳥観察日記2012.02.26

2012.02.26

遠野市遠野町9、10地割、綾織町新里6地割

昨日の豪雪の名残で朝からちらほらと雪が舞っています。日差しが時折顔を出し暖かさを感じます。今日にはまた雪が解け始めるでしょう。落合に一番毛の色が黒っぽい幼鳥がいました。ここには40羽ほとがいたでしょうか。今日はここで刻んだ白菜をあげました。キャベツをあげた時とほぼ同じ反応でさほど争うこともなく徐々にきれいに食べてくれました。上下関係がはっきりしていて、最初私のそばにいた連中がいなくなってから幼鳥はそばに来て、白菜の残った小さな切れ端を食べていました。

遠野白鳥観察日記2012.02.25

2012.02.25

遠野市遠野町9、10地割、綾織町新里6地割

2月ももう少しというときに大雪です。撮影している間もずっと降り続いて歩くのがしんどくなりました。この大雪の中を田んぼに出かけたのでしょうか、幼鳥たちの姿がどこにも見当たりません。愛宕橋下付近には17羽の白鳥が、落合には人間にまだ慣れきっていない白鳥たち、たぶんまだ若いグループと思われますが、10羽ほどがいました。砕氷船のように川面を進む白鳥も面白いものです。

遠野白鳥観察日記2012.02.24

2012.02.24

遠野市遠野町9、10地割、綾織町新里6地割

春が近いことを感じさせる暖かな一日です。ここ何日かほとんどまともな食事をしていないのでしょう。いつもならあるはずもない場所に白鳥の足跡がくっきりと雪に刻まれています。土手の上まで上がって食べ物を探してあきらめて戻った跡がありました。愛宕橋下付近にはまだ白鳥が十数羽いましたが、落合に戻ってみると1羽の白鳥も鴨さえもいませんでした。

遠野白鳥観察日記2012.02.23

2012.02.23

遠野市遠野町9、10地割、綾織町新里6地割

季節はずれとは言わないが、大雪となつた今朝。その雪が落合に着くころにはみぞれとなり雨に変わっていきました。幼鳥2羽が落合におり、40羽ほどの白鳥が休んでいました。雨は白鳥にとってあまりうれしいものではない様子。なんとなく元気がありません。昨日幼鳥がいた場所は氷に広く覆われ1羽もおらず、愛宕橋下に15羽ほどが休んでいました。

遠野白鳥観察日記2012.02.22

2012.02.22

遠野市遠野町9、10地割、綾織町新里6地割

幼鳥2羽を含むグループがめずらしい場所にいました。JR鉄橋と愛宕橋の間にある中州の手前側で、愛宕橋方面から凍った川面を歩いて集まる白鳥もいます。

昨晩の冷え込みで氷が厚く張り、落合ではほとんどが氷に覆われてしまい白鳥は腹を空かせています。私を含め多くの人は餌としてパンの耳を与えていますが、昨日今日と刻んだキャベツを与えてみました。パンの耳ほどの好物ではないにしろ食べてくれました。白鳥は雑食ではなく水草や藻、田んぼで食べれる落ち穂や青い雑草などを主に食べているわけですから、自然の野菜やりんごなどの寒い地域のくだものの方が白鳥の体にいいのではないかと思います。もともと人から餌をもらわなくとも生きていける白鳥たちです。人間が餌を与えるのも厳寒の餌場の少ない時期だけにしたいものと肝に銘じて、明日は何をあげようかなと・・・。

遠野白鳥観察日記2012.02.21

2012.02.21

遠野市遠野町9、10地割、綾織町新里6地割

愛宕橋付近で過ごしている白鳥5羽のうち、最初の3羽が飛び立つところを撮ることができました。3羽が飛び立った後、残った2羽も盛んに鳴いて飛び立つ準備をしていましたがそれを見過ごしてしまい、この2羽の飛び立ちは撮ることができませんでした。今日はこの5羽と落合には20羽ほどしかおらず、私が落合に戻ったころには7羽しかいませんでした。暖かな1日になりそうなので多くの白鳥が田んぼへと出かけたということでしょうか。

遠野白鳥観察日記2012.02.20

2012.02.20

遠野市遠野町9、10地割、綾織町新里6地割

落合に幼鳥2羽がおり全部で40羽ほどの白鳥がいました。愛宕橋付近にいる白鳥は流れが悪くすぐ凍ってしまう中州を挟んでこちら岸に集まり川底や氷の上の食べ物を探していました。この場所で縄張り争いなのか格下と思われる白鳥に対して執拗に追い回す白鳥が見られました。この映像はYouTubeにアップ。

遠野白鳥観察日記2012.02.19

2012.02.19

遠野市遠野町9、10地割、綾織町新里6地割

ここまでくちばしにツララが大きく育つにはどんな事があったのでしょうか。大変気になります。今まで見たくちばしの氷の中で最大級ですね。口が開かないように見えますが大丈夫、ちゃんと口は開いていました。

今日は珍しく落合に4羽の幼鳥が揃いました。お昼過ぎまで田んぼへ出かけることもなく、のんびりと落合で過ごしていました。ここには40羽ほどの白鳥がいました。

JR鉄橋付近の砂地には18羽ほどがいて、12羽が田んぼへ飛び立ちました。愛宕橋下には6羽の白鳥がいました。

今回は来内川頭上の電線に止まっていたノスリを撮ることができました。それにしてもノスリの別名が糞鳶(くそとび)とはかわいそう。

遠野白鳥観察日記2012.02.18

2012.02.18

遠野市遠野町9,10地割

朝からの雪で白鳥のくちばしや背中に雪がまとわりついています。くちばしの雪は寝ていたときについたものか、凍った川の表面をなぞったためか。鴨たちにも雪が降りかかっています。今日の落合には50羽ほどが、JR鉄橋砂地付近には2羽、愛宕橋下には12羽の白鳥がいました。幼鳥は1羽も見当たりませんでした。

遠野白鳥観察日記2012.02.15

2012.02.15

遠野市遠野町9,10地割

いました!落合に!久々に幼鳥2羽を落合で見ることが出来ました。この日は40羽弱の白鳥が落合に集まっていました。この幼鳥を護衛するかのようについている白鳥は親でしょうか兄弟でしょうか。この4羽は他の白鳥とは距離を置いて行動し、この日も後で4羽だけで田んぼへと飛び立ちました。

落合に集まる鴨たちの中で特に面白い行動をするのがオナガガモです。求愛行動なのか、けんかなのか。またそのやり方がへん。オス鳥がメス鳥のくちばしを自分のしちばしで押さえつけて動けないようにします。これが以外にしつこくやります。写真にも収めましたのでご覧下さい。

遠野白鳥観察日記2012.02.12

2012.02.12

遠野市遠野町9,10地割

昨晩からの雪が10cmほど積もっています。落合には40羽ほどの白鳥が。JR鉄橋付近の砂地には1羽もいませんでしたが、愛宕橋方面に歩いているうちに4羽が近づいてきました。愛宕橋下では6羽がいました。JR鉄橋付近から愛宕橋にかけて見かける白鳥が少なくなってきています。もうこの場所でエサを見つけるのが困難になっている?

遠野白鳥観察日記2012.02.10

2012.02.10

遠野市遠野町9,10地割

JR鉄橋付近砂地に8羽、愛宕橋下には12羽の白鳥がいました。落合にも20数羽の白鳥がいましたが、結局どの場所にも幼鳥は1羽もいません。なぜ、幼鳥のいるグループだけいち早く田んぼに出かけるのか。食べ盛りの幼鳥に少しでも多くの食事をさせるためでは。

また、ここのところ落合近辺で見かけないということは、ねぐらを別の場所に移している可能性もあります。真相を知るためには、もっと早い時間に落合に来ないといけないか。

遠野白鳥観察日記2012.02.06

2012.02.06

遠野市遠野町9,10地割

落合に70羽弱、愛宕橋下には5羽のみ白鳥たちがいました。幼鳥は1羽のみしかおらず、他は全て田んぼに出かけていることになります。綾織方面には10羽ほどがいました。愛宕橋下にいる白鳥と思われます。

松崎方面に走ると1羽の白鳥が頭上を旋回して附馬牛方面に飛んでいきました。後を追うといたいた、幼鳥6羽を含む20数羽ほどのグループです。幼鳥の中に1羽、コハクチョウが紛れ込んでいます。大人のコハクチョウも1羽確認できました。

さて、白鳥は田んぼで何を食べているのか。田んぼでなければ食べられないものなのか。確かに青い草を食べているのですが。ノシバと呼ばれる野生の芝でしょうか。

遠野白鳥観察日記2012.02.05

2012.02.05

遠野市遠野町9,10地割

幼鳥2羽を含むグループはすでに田んぼへ飛び立った後でした。今はどこの田んぼにでかけているのでしょうか。以前いた松崎界隈にはいませんでした。(午後3時頃土渕町の須崎を通りかかるとなんと幼鳥2羽を含む4羽が田んぼの畦で草を食べていました。)

今日はいつもの砂地に無数の糞が転がっていました。今までほとんど糞がなかった場所です。緑色をした糞と茶色の糞があり、もしかしたら昨日あげたパンの耳の影響なのか。鳥の糞といえば鳩や雀の糞のように水状の白い糞を想像しますが、白鳥は犬猫並の糞をするんですね。

遠野白鳥観察日記2012.02.04

2012.02.04

遠野市遠野町9,10地割

落合には幼鳥1羽を含むグループ30羽以上がいましたが、日中の気温が高くなったせいか来内川河口付近やJR鉄橋から川下の砂地付近にいる白鳥たちの姿がみえません。

愛宕橋付近の白鳥は10羽ほどいました。相変わらず流れの悪い岸側が依然と凍っています。

落合にいる幼鳥をアップで。両目を閉じたり片目だけ閉じたり、周りを警戒しながら休んでいます。

遠野白鳥観察日記2012.02.03

2012.02.03

遠野市遠野町9,10地割

日中は暖かなのですが、夜の冷え込みは相変わらずで空気中に溶け込んだ水蒸気が木々に張り付き氷の花が咲いています。でも、この樹氷も午前中には全て消えてしまいます。

落合の白鳥見物に10数名の方々が訪れていました。私はいそいそとJR鉄橋から愛宕橋方面に向かいました。今日はこちらの方に幼鳥2羽を含むグループも来ており、幼鳥3羽が揃いました。

この幼鳥3羽だが、それぞれ特徴が頭から首にある。全体的に白が多くまだら状態のもの、灰色が強く出ているが頭のてっぺんが白い羽根に変わっているもの、頭に灰色が強く出ており白い羽根がうっすらと出ているもの。2番目3番目の2羽がいつも一緒にいる兄弟の幼鳥と思われる。

遠野白鳥観察日記2012.02.02

2012.02.02

遠野市遠野町9,10地割

日中の気温も高くなり落合を含む川の氷が大分溶け、落合は特に日当たりがいいせいかほとんどの氷がなくなりました。それに比べて愛宕橋付近はまだ氷に覆われていて、その氷上に白鳥たちは昼寝体勢に入っています。今日初めて白鳥が糞をするところを見ました。

水草などの食事のため糞は緑色をしています。

遠野白鳥観察日記2012.02.01

2012.02.01

遠野市遠野町9,10地割

今日は全て広角レンズで撮ってみました。田んぼへ出かけたのは少ない数の1グループのみで、残りは川にとどまってエサ探しをしています。浄化センター排水溝と来内川河口の間にいつもいるグループは中洲を挟んで反対側に移動し川岸の草を食べています。

昨日から雪が降り続き田んぼへ行っても掘り返すのは大変でしょうから、こういう日は一日川面で過ごすのでしょう。