米通の山の神
2016.04.04
遠野遺産第113号
遠野市土淵町栃内9地割
神社の堂内の右半分に山の神、左半分にお稲荷様が祀られている。山の神の石碑は多いが、米通地区の山の神は斧と刀を携えたご本尊が祀られていて大変珍しい。12 月 12 日は山の神の年越しの日で、山仕事に携わる人は入山を慎み、仕事を休んで年越しを祝うしきたりがあるが、米通では集落単位でこの行事を行っていることが特徴的である。
また、お稲荷様と山神様のお社の間に2体の焼き物っぽい像が安置してある。宮崎旅行のお土産であろうか、岩戸神楽をデザインした暖簾がボロボロになって掛けられていた。山の神のお社の前に木の切れっ端に釘を打ち付けたものがあった。ろうそく立てと思われる。