舌出し岩

舌出し岩
2014.04.24

遠野遺産第132号

遠野市土淵町栃内4地割

国道340号線沿いの西内にある巨石。花崗岩の巨石で、その姿舌を出して麓を見下ろす龍の顔に見えることからこの名前がついたとのこと。その昔、栃内の沼袋に住み村人を苦しめた龍が石になったという伝説があり、胴体は二つ岩(栃内)、尾は大楢と角城境の河原にあると伝えられている。

実際に見た感じは確かに蛇やその類いの生物が舌を出しているように見える角度がある。舌はやや斜めに突き出しており、角度が変わると石棺の入り口のようにも見える。この巨石の下は人工的に積み上げられたように見える四角い積み石がある。これも自然のものであるならば、なんとも自然の造形力はすばらしいことか。